MIYATA電動アシストクロスバイク
シマノが電動アシストユニットを国内向けにリリースを開始したので、スポーツ電動アシストバイクの世界が一気に充実してきました。
国内メーカー初搭載は「MIYATA CRUISE」クロスバイク型のスポーツ電動アシストバイクです。
来年2月からの発売ですが一足早く試乗をしてみました。
パナソニックのクロスバイク型電動アシストバイクの約1.8倍の金額ですので、その違いが非常に気になっていました。
(同類のユニットを搭載するXM1と比較は後で記述)
まず、全体のコンポーネント・ホイルのグレードが「CRUISE」はブレーキがDEORE油圧ブレーキであったりホイルがロード用RX-01などクロスバイクとしては高級部品を採用しているので自転車本体の性能が格上であるのは仕方ありません。
電動アシストコンポーネント「SHIMANO STEPS E8080」はヨーロッパですでに販売され実績のあるE8000を日本国内法規に合わせてカスタマイズされたユニットです。
難しい話は抜きに乗り比べた個人的感想
出だしの一踏みは、なんとP社の方が荒々しいパワー感があるのです。※実際の出力は規制で決まっているのでいわゆる体感的なパワー=パワーフィールです。
Uターン時の一踏みは気を使うほどです。しかし発進してしまうと「CRUISE」は伸びやかに加速していきます。ペダルから伝わってくるパワーフィールは明らかに上質でギクシャク感がありません。これは出力軸の違いによるところが大きいのかもしれません。※SHIMANOはクランク軸出力、P社は専用出力軸
特筆すべきは、普通の変速付スポーツ車と同じように車速に合わせて変速をすると非常にスムーズに気持ちよく加速する点です。(時速20kmまでですが・・・) 変速時に少しペダリングを緩めた時やシフトダウン時のフィーリング(エンブレ感)も心地よいです。スイッチのようなオンオフ感はありません。 流石はシマノ!
色々と書きましたが
スポーツ走行(こまめに変速してケイデンスを高め)では「CRUISE」が圧倒的に良いが、街中走行やギア固定での走行ではP社もキビキビ走ります。
価格が倍近く違うので、用途や予算で選ばれるのがよいですね。
ちなみにパナソニックでシマノと同じクランク軸出力タイプの電動アシストユニットを搭載するのがXM1は電動アシストマウンテンバイクです。 マウンテンバイクなのと価格がさらに高価(33万円)なので直接の比較を避けました。
パワーフィールは似ていますがさらにマイルドな味付けになっています。オフロードでの扱い易さを考慮しているのでしょう。
長くなりましたが、個人的な感想でした。
MIYATA CRUISE \269000-
PANASONIC JETTER \150000-
PANASONIC XM1 \330000-
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