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たまにはホイルメンテナンス

自転車の部品でチェーンの次に苛酷な仕事をしているホイル(独断)

チェーンはこまめに洗浄や給油のメンテナンスをしているがホイルは・・・

特に、雨の日も走るパワーユーザーや競技者のホイルは劣化の進行が早いので定期的なメンテナンスが不可欠になります。

代表的なホイル不具合の症状(自転車に装着した状態)

・回転するとリムがブレーキに接触する(しそう)
・回転すると異音がする(ゴーゴー)
・左右に押すとガタがある
・回転がすぐ止まる(回転しすぎも問題あり)
・回転するとチェーンも一緒に回る

以上の症状が発見されたら何らかの問題が潜んでいると思われます。

最近持ち込まれた競技者のホイル
「左右のガタが酷くて走っていて怖いのでなんとかしてください!」

分解しなくとも内部の状態が想像できます・・・


パワータップハブはシールが弱いのでメンテを怠るとこうなります
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勿論、ベアリングはボロボロなので交換します
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多くの有名ホイル(ハブ)メーカーは部品交換が可能ですのでハブ本体を壊す前にメンテナンス(修理)することをお勧めします。

新品のベアリングに交換
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フリーのベアリングも交換
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また、綺麗好きな自転車乗りにも落とし穴があります。

ホイルに装着されたカセットスプロケットの油汚れをピカピカに仕上げるのに強い溶剤(灯油、ガソリン)や浸透性の高いケミカルを多量に使用すると、フリーボディの隙間から外の汚れを内部に侵入させたり内部の大事なグリスを流出させたりします。

外観はピカピカなんだけど内部はボロボロのホイルが出来上がります。

お気を付けください。

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