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シマノ サーボウェーブ解体新書

寒い・・ やはり、寒さが戻ってきてしまいました

年度末になり、なにかと慌しい今日この頃です

先日、娘の小学生最後のバレーボールの大会が終わり
ました。 最後まで一生懸命やってきた娘の姿に親バカ
ながら、「ウルウル」きてしまいました

あとは、卒業式でまた「ウルウル」しなくてはいけません

話し変わって、4月の林道サイクリングに向けて仕事の
合間を縫って「愛車」の整備を進めています
(乗る機会はかなり減っていますが・・・・)

「シマノXT」のブレーキレバーを採用していますが、最近
少し「ジャリジャリ」感が気になっていたのでレバー部を
OHしてみました。

P1050096

カバーを外すと案の定 「灰」だらけ
こりゃ、ほっとくとすぐに各部が磨耗しそうでした

P1050088

綺麗に洗浄します
「灰」がタップリと出てきました

ラジアルマスター式なので、レバーの動きに対して
放射方向にマスターシリンダが配置されています。
「人生ゲーム」の車に乗せる「人」のような形をしたピン
でマスターカップ(ピストン)を押します。

P1050123

「XT」は「サーボウェーブ」機能がついているのでリンク
機構を有しています。(結構複雑です)
青い部分が、マスターカップです。
階段状になっている部分が「カム溝」となり、レバー側の
「カムローラー」がこの溝に沿って動きます。

P1050098

簡単に説明すると、レバーの握りに量に応じてマスターカップ
を押すピンの移動距離が変化する設計になっています。
すなわち、てこの原理を応用しているのです。

最初は「支点」から遠い位置に「作用点」=「ピン」があり
レバー回転角度にたいして沢山移動してブレーキパッドを早く
多く移動させるが、次第に「作用点」が「支点」側に移動してきて
パッドがローターに接触する付近では、レバー角度に対して移動
量が減り、「てこの原理」で大きな力が発生されます。

最初の位置(レバーを握る前)

P1050100

最後の位置(レバーを握りきったところ)

P1050102

丸いローラーの位置が変化しているの判りますか

べつに、知らなくてもブレーキは利きます

が、知っていると

「あっ」 今、「レバー比がリニアになったところだ」
なんて、走りながら余分なことを考えて楽しめます

ついでに、「XT」には、「フリーストローク」調整なるものが
付いています。

P1050104

これは、「マスターカップ」の「戻り位置」を可変する機能です。
いわゆる「レバーの遊び量」を好みに調整できます。
「レバー位置」の調整とは異なります。

手の大きさに合わせた「レバー位置」調整はレバー部の
「ノブ」を回して調整します。

P1050112

「マスターカップ」の位置は変化させずに「レバー位置」のみ
変化させることができます。
すなわち、「レバーの遊び量」は同じまま「レバー位置」が
変化できる画期的な機構です

しかし、手の小さい人に合わせて「レバー位置」をグリップ側に
寄せると、同じ「レバー遊び量」では、グリップにレバーが当たって
しまいます。(指を挟んでしまいます


P1050119

残念ながら「フリーストローク調整」は構造上「レバー位置」
にも影響を与えてしまいます。
なので、最終的には両方を調整しながら「最適値」を求め
ます。(平均的な手の大きさの人には自由度か高いです)

最後に注意点

「フリーストローク調整」をMAXにすると、「カム溝」のフラット領域
に「カムローラー」が入りますので、「カムローラー」の面圧が高く
なりすぎてレバータッチが悪くなります。
フラット領域に入る手前がベストポジションです

なんか、力説しすぎて無駄に文字数をかけてしまいました

復唱、 「べつに、知らなくてもブレーキは利きます

ブレーキのメンテは大切です  フロッグマスターでした

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自転車部品」カテゴリの記事

コメント

解体新書のシリーズ化をお願いします。
ここまで解りやすく機構の説明をして頂けると、メンテナンスへの敷居も下がり、セッティングにも非常に役立つと思います。
MTB隊の皆様には、是非、見ていただきたい内容ですね。

大崎ずぶぬれツーリングのときの携帯ポンプ「BLACKBURN」「AirStik 2Stage」格好良いですね。当方、QUIKERの物を使っていますが、ちと重いし、大きい。こっちにすれば良かった。orz

投稿: RUSH | 2010年3月11日 (木) 20時06分

RUSHさん、いらっしゃいませ。読み返すと、自分の文才のなさに呆れていましたが、「解りやすく・・・」なんて言って頂けると調子に乗ってしまいます きまままなブログなので「続・解体新書」はいつになるか分かりませんが、面白いネタがありましたらレポートしますちなみに、カンチブレーキ時代のサーボウェーブもほぼ同じ機構で構成されています。Vブレーキ時代で一度消滅しかけたのですが、温故知新で「XT」「SAINT」「SLX」で復活しました

投稿: フロッグマスター | 2010年3月12日 (金) 18時53分

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